『パワーは上がりますか?』
よく聞かれることですが、少しでもエンジンをチューニングしているスポーツカーなどに関しては、吸排気のカスタムを施すことでイメージと違う特性になる可能性もあります。
また、『パワー』という言葉の定義も様々なとらえ方があり、排気系統のカスタムによってパワーが上がるとは一概には言えないものです。
では、純正ベースではどうでしょう?
純正マフラーは、静粛性を重視して作られているものがほとんどで、大変複雑な構造を経て、静粛性を実現しています。
そのため、エンジンのポテンシャルを犠牲にしてしまうものがほとんどです。
乗りやすさを度外視してしまえば、大半の社外マフラーを入れることで『パワー』は上がるのです。
FLASH exhaust systemは、ストリートで使用することを前提とし、【音質】・【見た目】・【乗りやすさ】を重視して開発しております。
FLASH exhaust systemでは、上記のように、【音質】・【見た目】・【乗りやすさ】を重視して開発しております。
そのため、『排気干渉』を極限まで少なくし、『排気圧力』を適度に保ち、『排気管長』をできる限り長くしています。
しかし、その3点を実現するためには、非常に繊細な気遣いが必要です。
【排気干渉の低減】
サイレンサーの構造、集合部の製作方法により、排気干渉を少なくしています。
分岐したパイプからの集合や、1本から複数本に分岐するとき、排気どうしがぶつかり合います。
このときに、ドロドロ音が発生します。
これをできる限り無くすよう、集合部を製作しております。
これには大変なコストがかかるため、大半の量産マフラーでは板を巻いて溶接するだけなどの方法で製作されています。
また、サイレンサーは音質を調整する目的で製作しているため、よくある隔壁タイプではなく、大半をストレートタイプとしています。
これにより、排気の進行を妨げることがなく、素直な排気が実現されます。
【適度な排気圧力の保持】
排気圧力は、少なすぎれば低速トルクが抜け、高すぎれば高速域での走行に支障が出ます。
ストリートで使用するにあたり、上記2点をクリアーできるようパイプ径・分岐の有無・分岐の角度を設定しています。
これにより、排気干渉を少なく、適度な排気圧力を設定できます。
【長い排気管長】
音質をなるべく高くしたい、インパクトのある見た目にしたい、という理由から排気管長を長く設定しています。
FLASH exhaust systemのハイエンドモデルは、ほとんどがターンされたレイアウトとなっています。
ターンレイアウトのリアピースは他社様でも設定されていることがありますが、ターン部すべてを『エビ管』で製作している量産マフラーは、『FLASH exhaust system』だけの特徴です。